初めまして、Willow'sファームの立柳です。青森県でカシスと赤菊芋の栽培をしています。暑いとき、寒いときに収穫するものばかり。どちらも手作業で丁寧に作業しています。過酷な状況が好きなのか自分でも笑えます。土作りから収穫までこまめに管理するのが私のこだわりです。今も安心安全な農産物生産のための講習会、勉強会など積極的に参加して日々精進しています。
手間と時間をかけて、大事に大事に育てた自信を持ってお召し上がりいただけるカシスと赤菊芋です。
生の赤菊芋やカシスはもちろん、農産物の加工品づくりにも力を入れています。青森県産の自慢の赤菊芋を、一年を通して気軽に食卓にお届けできるようにチップスや粉末に加工、さらにレシピや新たな商品をお届けしています。
「赤菊芋」は他種菊芋に比べ食物繊維・イヌリンが豊富です。形状はさまざまありますが凹凸の多く、土を落とすときれいな赤紫色で縞が入っています。食感も多種菊芋に比べると、少し柔らかく、生食でもシャキシャキ感が少ないのが特徴です。熱を加えるととても柔らかくなり簡単につぶれます。味はごぼうのような香りがほんのりする感じでくせがなく食べやすいです。
「赤菊芋粉末」は、調理をする手間がかからず簡単に使えます。何にでもふりかけたり、納豆に入れる等々、使い方は無限大。私は、目玉焼きに、スパゲッティの時は粉チーズと一緒に振りかけています。
「赤菊芋チップス」は、食感を楽しめるのはもちろん、栄養価が高くなるのがメリットです。そのままおやつにするのはもちろん、お湯に戻すと柔らかくなるので、お味噌汁やスープを作る際、乾燥のままに入れて具として使えます。
菊芋を栽培していると告げると「そこらに生えてて勝手に大きくなるやつでしょ」と言われることがよくあり、寂しい気持ちになります。
うちは緑肥をメインに有機ぼかし肥料で土作りをします。そのあと畝を作り均等に種芋を植えていきます。そして昨年収穫したところは土作りだけで植えることはしません。菊芋はとても元気で土の栄養をどんどん取り込みます。なので同じところに連作するとお芋は出来ますが、小さめでさらに栄養成分も少なくなるようです。昨年の取り残しで芽が出たものは掘り起こし新しい畝に植えます。これでまた元気な土に元気な芋が育つのです。ひとつの種から多くの芽が出た時は芽かきをします。丈が1m位になるまでは周りの雑草抜きをします。
葉と茎の間から脇芽が出てきたのはそのままでもいいですが、取り除くと倒状しずらくなり、さらにイヌリン含量もいくらか増えるということでしたのでできる範囲で作業します。(これらの生育方法は佐賀大学農学部さんの栽培方法を参考にした結果良い結果が出ましたのでこれからも推奨していきます。)